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夕刻限界

時間停止系、操作系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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10月に書きすすめようとしている作品たち(※あくまで備忘録です)

夕刻限界で途中になっている作品の一覧です。

・時間の止まったこの世界に咲く(動く者がお互いしかいない、時間の止まった世界で互いを認識したふたりは……)
[ 2018/10/01 19:10 ] 連絡 | TB(-) | CM(0)

時間操作で悪を躾ける おわり

 時間操作能力を駆使して、お仕置きするために連れてきたミチルちゃんとマチコちゃん。
 そんなふたりは現在、ベッドの上で互いをイかせようと必死になっている。
「はぁ……はぁ……さっさとイきなさいよ……!」
「み、みっちーがイってよ……!」
 ふたりはそれなりの友情で結ばれていたはずなのだけど、所詮は犯罪の片棒を担いでいた程度の間柄、ということなのだろう。
 相手を先にイかせようと必死になって、相手を慮ったり自分が犠牲になろうという気は全くないみたいだった。
(うーん。あれじゃあ気持ちよくはならないわよねぇ……ずっと待つというのも面倒だし……そうだわ!)
 私は良いことを思いついたと思わず指を鳴らす。
 すると、びくん、とふたりが驚いてこちらを見た。
(あ、しまった。時間停止の合図にしてたんだった)
 私は世界の時間を止め、指を鳴らした直後まで巻き戻し、改めて時間を止めた。
「確か……この辺に……あった」
 部屋の棚の中から、錠剤の詰まった瓶を取り出す。
 それはいわゆる媚薬という奴で、とても効果が強烈なものだった。
「これを飲ませてあげましょう。そうすればイきやすくなって勝負が手早くつくわ」
 吐き出されてももったいないので、お尻の穴から入れることにする。確かそれでも効果があるって話だったし。
 ミチルちゃんとマチコちゃんはベッドの上で膝立ちになって、お互いに正面からそれぞれの胸や股間を弄っていた。体勢的に錠剤をそのまま入れるのは難しいから、水に溶かして、注射器の形をした浣腸器を用いて、体内に注ぐことにする。
 私はミチルちゃんのお尻を弄り、お尻の穴に浣腸器を差し込む。当たり前だけど、中身を押し込む間、時間が止まっている彼女は何も反応しなかった。
 その間にマチコちゃんの方ももう一人の私が媚薬浣腸を済ませてくれていた。
「よし、オーケーね」
 私たちは再び同じ位置に戻ると、指を鳴らして時間停止を解除する。
 途端、お腹の中に違和感を覚えたのか、ふたりは揃って腰を跳ねさせた。
「な、なに……?」
「今度はなにをしたのよ……!」
 ふたりも私が指を鳴らしたのはわかっているので、また何かされたのだということを察したようだ。
 ミチルちゃんは本当に気が強い子だ。私はそんな彼女に指を向け、少しだけ彼女の時間を進める。
「なに、おっ、あっ」
「み、みっちー!?」
 突然目の前のミチルちゃんが奇声をあげて身体を震わせ始めたため、マチコちゃんは驚いている様子だった。
「大丈夫、ちょっと身体が敏感になっただけよ」
「……!」
 マチコちゃんは一瞬戸惑ったような様子だったけど、今がチャンスと言わんばかりに、ミチルちゃんのあそこに指を突き入れた。
「ま、マチッ、あんたぁっ、ああっ、ああーっ!」
 躊躇無く責めを実行したマチコちゃんは中々に強かだった。少しでも優位に立とうというんだろう。実際、その素早い攻撃に、ミチルちゃんは敏感になった身体を制御することが出来ず、立て続けに何度かいったみたいだった。
 ミチルちゃんのお腹がぽこりと膨らむ。一気にマチコちゃんが有利になった。
「……そういう強かさ、嫌いじゃ無いわよマチコちゃん。でも……ちょっとずるいわよね?」
 ミチルちゃんがたまたま先だっただけで、本来は二人同じ状態にするつもりだったのに。
 それがずれてしまったからには、ミチルちゃんの方にも下駄を履かせないと平等じゃない。
 私は再び時間を止め、マチコちゃんの股間に太いバイブを差し込んだ。元の位置に戻るまでの間、軽く動かしておく。
 そして時間停止を解除した。
「ひぐっ!?」
「それ、マチコちゃんは抜いちゃダメよ。ミチルちゃんは自由に使って良いからね」
 私はそう言うと、マチコちゃんの時間をミチルちゃんと同じように少しだけ進める。
 するとマチコちゃんの身体にも同じように媚薬の効果が現れた。
「ひっ、これ、ひど……っ」
 まあ、同じような状態になってしまった以上、バイブが差し込まれてるマチコちゃんの方が圧倒的に不利なんだけど、まあ仕方ないわよね。
 いまのところは頑張って耐えているみたいだけど、果たしてどこまで我慢できるやら。
「さあ、がんばって相手を先に出産させてちょうだい」
 私の合図と共に、ふたりは快感に燃え上がる自分の身体を抑えながら、相手を必死になって責め始める。
 よほど「自分の産んだ子に犯される」という罰ゲームが嫌なようで、ふたりは懸命に相手を責めていた。媚薬によって敏感になった身体同士、果たしてどこまで耐えられるか。
 汗だけじゃない様々な液体を垂れ流しながら、ふたりは必死に互いの身体を弄りあっている。
 いつしかふたりはベッドに寝転がり、互いの身体を搦めあって、弄りあう。中々耽美な光景だった。
 けれど徐々にそのお腹が大きくなっていき、臨月に近い状態になると、さすがに苦しみの方が勝るのか、ふたりして互いの身体を弄るのを止めざるを得ず、仰向けになって悶えていた。
「ぐるし……っ」
「たす、けて……」
 二人して音を上げてしまった。まだ出産までには時間があるのに。
 仕方ないので最後の後押しをしてあげようとしたら、マチコちゃんの身体がびくんと跳ねた。
(ああ、マチコちゃんにはバイブが刺さってるから……)
 ミチルちゃんが責めるのを止めても、機械であるバイブは震えたまま止まらない。
 それによって、最後の数回の絶頂にマチコちゃんは達してしまった。
「う、うまれ……っ、るぅ……!」
 マチコちゃんの股間を割り裂くように、赤子の頭部が顔を覗かせる。
 助産婦による何の処置も助言もなく産むことになったマチコちゃんは、激痛に身悶えながら、その子を股間からひり出した。
「あらら。先に出産に至ったということで……マチコちゃんの負けね」
 もちろん、彼女が完全な自力で産んだというわけではなく、私がそれなりに時間停止能力を駆使して補助したのだ。
 私は生まれたてほやほやの赤ちゃんの身体を確認する、
「あら、男の子ね。よかったわね、一人目で」
 にっこりと笑いかけつつ、私はその赤ちゃんを抱き上げる。
「さあ、罰ゲームのお時間ね」
 ぱちんと指を鳴らして時間を止め、すべての準備を整えてから時間停止を解除した。
 勝利者のミチルちゃんは大きなお腹を抱えたまま、壁に張り付けてある。マチコちゃんの様子がよく見える位置で、罰ゲームの様子を眺めてもらうつもりだった。壁に磔にしている拘束具の他に、分厚い猿轡を噛ましてあるので、喋ることも出来ない。
 一方、ベッドの上に残されたマチコちゃんは、その身体を厳重に拘束具で固められている。両手両足は折り曲げた状態から動かせず、その口には排水溝の穴を想起させる開口具で塞がれている。その開口具にはオプションとして鼻フックが取り付けられるようになっていて、それによって作られた無様な豚鼻を晒していた。
 足が曲げたまま伸ばせないので、足を閉じるのも難しく、ひっくり返ったカエルのように股を開いてしまっている。そうして無防備に晒された股間は、愛液らしきものでドロドロに濡れている以外は正常だった。少なくとも出産直後の身体じゃない。
 それはある意味当然で、妊娠前まで戻してあげたからだ。男性が吸い寄せられる、魅力的で綺麗な身体に戻っている。
 ベッドの上に拘束されたそんな彼女の前に、私は『彼』を連れて立っていた。
「それじゃあ、罰ゲームを始めましょうか?」
「アウウウ……」
 だらだらと涎を垂らしながら私の隣に立つ『彼』。
 それはマチコちゃんが産んだ赤ちゃんを、一気に18歳くらいに成長させた存在だった。
 それまでの蓄積がある者の時間を弄るのと違い、彼の場合は全く存在しなかった状態から一気に青年まで時を進めたことになる。そうなると、彼はどうなるのか。
 答えは、本能のままに行動する、原始人のような存在になるというものだった。
 記憶もなければ人格もないけど、竿役としては十分役に立ってくれる。
 身体の動かし方自体わからないはずの彼が自由に動け、さらには女性を犯したりする方法を知っているというのは考えてみれば不思議な話ではあるけど、都合がいいので深くは考えないようにしている。たぶん私の時間操作能力が上手く作用してくれているのだろう。
 ぎらぎらと欲望に輝く視線に射貫かれたマチコちゃんが、恐怖に涙を浮かべ、必死に逃げようと身体を蠢かせる。
「ウーッ! ウーッ!」
 一応彼女の息子になるのだけど、親子の情などあるはずもない。お腹を痛めて産んだことは同じでも、あまりにも短時間で親子愛が育まれる余地はなかった。
 それは息子側も同じ事。本能しかない彼にとって目の前の女性は、ただ性欲を満たすための肉の穴でしかない。
 命じる必要もなく、彼はマチコちゃんに襲いかかる。その屹立した立派なものを前戯もなしに彼女の穴へとぶち込んだ。
「ギイイイイ!!!」
 女の子があげていいものではない悲鳴をあげ、マチコちゃんが暴れる。それを力で押さえつけ、彼はマチコちゃんの穴に自分のペニスを擦りつけ、差し込み、そして抉る。
 実は彼にも彼女たちに与えたのと同じ媚薬を飲ませてあり、普通の数倍は興奮していた。
 ひたすらピストン運動を繰り返し、射精してはさらに前後に腰を動かし、彼と彼女の接合部はとんでもないことになっていた。
「……うわぁ。ここまで激しいのは初めてね」
 時間操作で作り出した人間にも色々あって、獣じみた動きをするものもいれば、動きがゆっったりしているものもいる。今回のマチコちゃんの息子は獣的な激しさを存分に発揮していた。
 あまりの激しさにマチコちゃんが失神し、反応がなくなっても関係なく、次から次へと射精してマチコちゃんの身体を精液で汚していく。
 予想以上に厳しい罰になったけど、これでもう二度と馬鹿なことはしないだろう。
 十分すぎるほどの懲罰をなし得たということで、私は満足していた。
「んぐっ……うぎいい……っ」
 そんな私の耳に、苦しげな声が届く。壁に磔になっているミチルちゃんからだ。
「あら……? どうやら貴女も産気づいちゃったみたいね」
「んんっ! んぐぅっ!」
 拘束具を外せと言わんばかりに悶えるミチルちゃん。その目にはどこかまだ反抗的な光が宿っていた。
「んー……懲りない子ねぇ」
 ここまでやってなお反抗的というのには舌を巻く。仕方ない。
 私は、そんなミチルちゃんのお腹に、指を向けた。




 どこか自分の面影がある男に犯されて犯されて犯されて――気づいたら、私は駅前の広場のベンチに腰掛けていた。
 思わず勢い良く立ち上がり、自分の身体を確認する。
 なんともない。異常なほど盛り上がったお腹も、膨らんだ胸も、身体を縛っていた拘束具も、何もない。広場を行き交う人たちが怪訝そうな顔でこちらを窺っている。
(……夢、だったの? あれが?)
 私はぶるりと身震いをした。訳のわからない夢だ。時間を操る悪魔みたいな女に、みっちーと一緒に弄ばれる夢。みっちーとの勝負に負けた私は自分で出産した男に犯され、お腹が膨れあがるまで中だしされ続けた。
 その時の感覚がいまもリアルに残っている。
(わけわかんない……なんであんな夢を……)
 ふと、私は私の隣にみっちーが座っているのに気づいた。
 二人して眠ってしまっていたのだろうか。
(今日は適当な男を引っかけて財布奪って遊ぼうって言ってたのよね……写真とか撮られてないわよね?)
 ふと、そこまで考えてから、私はみっちーの様子がおかしいことに気づく。頭を抱えて、身体を丸め、まるで何か怖いものから逃げているような、そんな様子だった。
「み、みっちー……?」
 みっちーは相当頭が良くて、悪知恵の働く子だ。演技力もすごくて、騙した男たちの中には『純情な彼女』に騙されたことを最後まで信じなかった者もいた。
 そんな彼女が、まるで子供のように頭を抱えて震えている。何かぶつぶつ呟いているのがわかって、私は彼女に耳を寄せてみた。
「やめてやめてやめて……お腹がお腹がお腹が……指を向けないで……ひいいいいい!!」
 みっちーが悲鳴をあげて蹲る。
 私は彼女が呟いている内容から、さっきのを味わったのが夢である可能性が薄れたことを感じた。
(まさか……ほんとうに、されたの……? あれを……?)
 時間操作能力者が、この世のどこかにいる。
 その事実は私たちにとって恐ろしい化け物がどこに潜んでいるかわからないということだった。いつかまた、私たちを苦しめにやってくるかもしれない。
 恐怖に支配され、泣いて呻くみっちーを呆然と眺めながら、私はもう二度と悪事に手を出さないことを心に誓った。


~時間操作で悪を躾ける おわり~
 

 

時間操作で悪を躾ける 4

 ミチルちゃんもマチコちゃんも、言われた意味がわからないのか、ぽかんとした顔をしていた。
 ちなみに保管していた精子は時間を停止させていたので、当然ながら生きている状態だった。それを子宮内に注がれたということがどういう意味を持つのか。
 口で丁寧に説明してもいいのだけど、手っ取り早く済ませる方法がある。
「どういうことかわからないみたいだから、教えてあげるわ」
 私はふたりのお腹を左右の手それぞれで指さし、時計回りに指を回す。
 トンボでも捕まえようとしているかのような指の動きに、ふたりが怪訝な顔を浮かべるのも刹那。
「うっ……!? うそっ、なに、なんなのこれ!?」
「お、お腹がぁッ!? 苦しいよぉ……!!」
 悲鳴とうめき声を上げてふたりが騒ぐ。彼女たちのお腹がみるみるうちに大きく膨らんで言っていた。私が時間を操作して、彼女たちのお腹だけすごいスピードで時間を経過させているのだ。
 数十秒後には、彼女たちは子供を孕んだ妊婦となっていた。
「う、うそでしょ……」
「ありえない……」
 彼女たちは自分たちの大きくなったお腹を見て、呆然と呟いている。現実を受け入れられないみたいだった。
「危険日じゃないはずなのに……!」
 そんなことを呟いているミチルちゃん。もちろんそんな日程はずらしてあるに決まっているのに。
「はいはい、自分たちがどうなっているか、わかってもらえたかな?」
 私は指を逆回しにして彼女たちのお腹を元に戻す。
 彼女たちはここに来てようやく目の前の事態を理解しつつあるのか、怯えを含んだ目で私たちを見ていた。そんなに怖がらなくてもいいのに。
「はい。というわけで私は自由に貴女たちの時間を弄ることができます。おばあちゃんにすることも、赤ん坊にすることだって出来るのよ。信じられないなら、やってあげましょうか?」
 あえてにこやかに言う。すると案の定彼女たちは必死な様子で首を横に振った。
 これで話がしやすくなった。
「それじゃあ、改めてゲームの内容を説明するわよ。これから貴女たちには、お互いを責め合ってもらいます。そして、性的な絶頂を相手に迎えさせる度に、相手のお腹の時間が一ヶ月進むことになります。先に相手を出産させた方の勝ち! ね? 簡単でしょ?」
 ふたりは異常者を見る目でこちらを見ていた。失礼しちゃう。
「なんで……どうしてそんなことさせるの……?」
「そ、そうよ……何の恨みがあって……」
 精一杯の牽制のつもりなのかもしれないけど、それは悪手と言わざるを得ない。
「趣味と実益を兼ねた教育、というところかしら。ああ、生まれてくる子のことは気にしなくてもいいわよ。時間巻き戻せば最初からいなかったのと同じだから。まあ、その前に負けた方の子の罰ゲームに使うんだけど……」
「「罰ゲームに、使う……?」」
「ええ。負けた子は生まれた子を成長させて、その子に犯されてもらうわ。女の子だったら男の子が生まれるまで産んでもらうから、早めに男の子が生まれたらいいわね」
 実際、いくら時間操作出来ると言っても、男女どちらが生まれるかは産ませてみるまでわからない。時間操作にも出来ないことはあるのだった。
「くるってる……!」
 恐怖に満ちた顔でミチルちゃんが呟く。マチコちゃんは青ざめて言葉もないようだった。
 生命の冒涜とでも考えているのかしら。そう捉えてくれているのであれば、むしろ私の狙い通りなのだけど。
 程度は違っても、彼女たちがやって来た行為も、人を貶め、冒涜する行為だということまで気づけばいいのだけど。
 まあ、半分以上私の趣味だけどね! 完全な趣味で罪もない子にするには、さすがに躊躇われるところがあるので、『悪い子に対する教育』という形を取っているところがある。
 大義名分って大事なのよ?

つづく

時間操作で悪を躾ける 3

 ミチルちゃんは一見すると優等生のような外見をしている。外見だけを見ればとても痴漢えん罪や援交詐欺などでお金を稼いでいるあくどい娘には見えない。
 その印象こそ彼女の計算通りであり、その容姿に油断した男性を釣るための作戦だということを私は知っている。
「確かに、いかにも不良ですー、っていう外見より、こっちの方がついつい手を出してしまいそうだものね」
「最初から騙すつもりで見た目を整えてるってことよね……最近の子は怖いわねぇ」
 私は『私』と言葉を交わしつつ、ミチルちゃんの長い黒髪を撫でる。
 それから軽くミチルちゃんの左胸を弄ってみた。時間停止してから触っていないので、酷く硬い。固まった寒天みたいな硬度だ。
 そんな状態の胸をしばらく弄っていると、私の用いる時間停止の法則に従って、ちょっと軟らかくなってくる。その調子でどんどん弄っていると、彼女の左胸は時間が止まっていないかのように軟らかくなった。揉み応えのある、いいおっぱいだ。
 一切触れていない右胸に比べると、かなり軟らかくなっていた。
「こんなものかな?」
「そうね。こっちもこれでいいでしょう」
 私がミチルちゃんの左胸を弄っている間、もう一人の『私』はミチルちゃんの股間を弄っていた。そちらもかなり刺激を与えたのか、愛液が溢れるほどに軟らかくなっている。
「それじゃあ動かすわよー」
 私たちは時間を止める前の位置に戻りつつ、ぱちんと指を鳴らして時間を動かした。
「この変態お……ひぐッ!?」
「うわっ、ちょ、ミチル!?」
 背中合わせになっているマチコちゃんが、突如痙攣し始めたミチルちゃんに驚いて声をあげる。当然ミチルちゃんはそれに応じるどころではなく、散々刺激を与えられた右胸と股間から電撃的に走った快感に痙攣していた。
「ちょっと! ミチルになにしたの!?」
 マチコちゃんが噛みついてくるのを、私たちはにっこりと笑顔を浮かべて受け止める。
「ちょっと気持ちよくしてあげただけよ。貴女にも同じことしてあげましょうか?」
 指を鳴らす直前のような形にした手を翳して見せると、マチコちゃんはぐっと押し黙ってしまった。
 別に時間停止に指を鳴らす仕草は関係ないのだけど、それがトリガーだという風に捉えているようだ。時間が止まっているとは思っていないだろうけど、指を鳴らされるとなにかしら起きると察しているのだろう。
 その頃にはようやくミチルちゃんの絶頂も落ち着いて来て、ぜえぜえと荒い呼吸を整えている。
「さて、それじゃあ改めて二人にして貰うレースの話をするわね」
 言いつつ、私は再び時間を止め、『とあること』をミチルちゃんとマチコちゃん両方に施す。
 そして、何食わぬ顔で時間を動かした。ふたりは何か違和感を感じたのか、もぞもぞと腰を動かしていた。
「ふふ、ふたりともなんとなくは感じたようね?」
「な、なにをしたのよ……」
「慌てないで、ちゃんと説明してあげるから。いま、あなたたちの子宮内にね――」
 私はにこやかに告げる。
「保管しておいた精子を注いであげたの」
 告げられた内容に理解が追いつかなかったのか、ふたりはぽかんと間抜けな表情を浮かべていた。

つづく

時間操作で悪を躾ける 2

「ふたりにはこれから『あること』を賭けてレースをしてもらいまーす」
 どんどんぱふぱふー、と『私』が合いの手を入れる。さすがは『私』。ノリが良い。
 一方、強制的にレースに参加させられることになった、ミチルちゃんとマチコちゃんのふたりは、私たちに対して憎しみの籠もった視線を向けてきている。ノリが悪い。
 ふたりは今、床に女の子座りで、背中合わせに座らされている。座らされているというのは、ふたりの身体には拘束具が取り付けられていて、立ち上がることもできないからだ。
 言葉を奪う口枷。
 首に巻き付く無骨な首輪は鎖で連結され、一定の距離以上は離れられない。
 裸の身体を彩るのは赤と黒のボンテージ。ミチルちゃんが赤でマチコちゃんが黒だ。
 両腕は後ろに回した状態で手錠をかけてあって前に回すことはできない。
 両足首にも枷が嵌めてあって、それは彼女たちの左右の足をそれぞれ鉄パイプで繋いでいて、立ち上がることをできなくしていた。
 繋がれたまま立とうと思ったら、相当息を合わせて同時に動かなければならないだろうけど、残念ながらそこまでのシンクロはできないらしく、無闇にお互いの身体を引っ張ってしまい、その度に怒りのうめき声をあげていた。
 腰には太いベルトが裸の肌の上に直接巻き付けてあって、それも鎖で連結してある。
 ふたりは運命共同体であることを示した衣装のつもりだ。中々エッチで実用的なものにできたと思う。
 それにしても、こっちを見てくる視線が鋭い。
「なにか言いたいのかな? 言ってもいいよ?」
 言いつつ、時間を止めて口枷を外し、元の位置に戻って時間を動かす。
 自分たちの口が自由になったことに驚きつつも、ふたりは勢い込んで噛みついてきた。
「この変態女! あたしたちを解放しなさいよ!」
「そうよこんなの拉致監禁よ! 警察呼んでやるんだから!」
 その後も聞くに堪えない罵詈雑言を飛ばしてくる。
 それを聞くとはなしに聞き流しながら、私たちは顔を見あわせた。
「……ちゃんと躾けたわよね? 『私』」
「もちろん」
 それだけで従順になるとは思ってなかったけど、それにしても最初と全く反応が変わらないのはなんでだろうか。
 そう考え、理由に思い至った。
「「ああ、なるほど。お友達が傍にいるからか」」
 『私』も同時に結論に達したらしく、言葉がハモった。
 集団心理というのか、友達が傍にいるから強気になっているらしい。
 身体の自由が完全に奪われた状態にも関わらず、仲間が傍にいるから強気になるというのは、私たちからしてみればなんとも滑稽ではあったけど。
 見るとふたりは拘束具が外れないかとこっそり弄っているみたいだった。小声で「早く外してよ!」「うそ。これ鍵かかってるじゃない!」とか話してるのがこっちにも聞こえてるのだけど。
 私はぱちんと指を鳴らして時間を止めた。
 本当は指を鳴らす必要は無いのだけど、ふたりにもわかるようにきっかけを作ってあげたのだ。
 ベッドの上で組んずほぐれつしているふたりは、ぴたりと動きを止めている。
 ミチルちゃんが後ろ手に拘束された手で、必死にマチコちゃんの拘束具を外そうとしているみたいだけど、南京錠で固定されえた拘束具が外れるわけもない。
「さて……と。ちょっと改めて躾けますか。『私』」
「そうね。どう躾ける? ……って、聞くまでもないか」
 私たちは同一人物。
 ゆえに相談は必要なかった。
 私たちは、ふたりのうち、ミチルちゃんの方にターゲットを絞り、少し躾けることにした。

つづく

時間操作で悪を躾ける 1

 じゅぷりじゅぷりと、抜き差しされるバイブがはしたない水音を立てている。
 バイブは震える機能しか無い単純な作りのものだが、私が触れていなくとも責め具としたの力を存分に発揮し、彼女の膣を執拗に責め立てていた。
 私はのんびりとコーヒーを飲みながら、ベッドの上で拘束されたミチルちゃんの痴態を眺める。彼女は昨日までそれほど性的な経験が多い方ではなかった。
 けれど、私の能力を活用して数週間に相当する時間延々と責め続けた結果、いまではバイブを挿すだけで大洪水を引き起こすほどの淫乱な身体に変貌していた。
 これでようやく準備が整ったというところだ。
 そう思いながらコーヒーを飲み干すと、ちょうどいいタイミングで隣室に繋がるドアが開いた。
 そこから顔を覗かせたのは『私』だった。
 私と全く同じ顔をした『私』が、私に聞いてくる。
「こっちの準備は出来たけど、そっちはどう?」
「ええ。たぶん十分開発出来たと思うわ。そっちは?」
「こっちは元から経験豊富だったから。ちょっと敏感になるように調整したくらいね」
 そういって『私』が手に持っていた鎖をひくと、それが繋げられていた子が姿を現した。確か名前をマチコちゃんと言って、ミチルちゃんの友達だ。
 全身に拘束具が取り付けられていて、目も耳も塞がれている。そのため、首輪につけられた鎖を引かれると、引かれるままに従わざるを得なくなっている。
 今回、私はミチルちゃんとマチコちゃん、ふたりを同時に調教していた。
 時間を操作出来る私にとって、二人同時に調教をするというのは容易いことではあるけど、少々面倒なことではある。
 そこで私は時間操作を応用して、自分自身をふたりに増やすことで、調教する際の手を増やす事に成功していた。
 どうやって増えたかはおいておいて、このふたりを同時に調教しようと思い立ったのには訳がある。
 私は色んな女性や女の子と仲良くなるのが趣味だ。時間操作能力はそのために活用している。
 けれどたまに、その目的以外でこの能力を使うことがあった。

 それが、悪事を働く者を懲らしめる、という目的だった。

 このふたり、学生ながら大変あくどいことに手を染めていた。
 いわゆる痴漢えん罪という奴で、何の罪もない男性を嵌めて社会的地位を貶めたり、援助交際を仕掛けてお金だけ取って逃げたりなど、他にも様々な悪事を働いていた。
 私が直接その場面を見たわけではなく、ニュースで事件として報道されていたのを見て知ったのだけど。
 能力を使えば、ふたりが逮捕される前に戻って彼女達に接触し、こうしてホテルに連れ込むことは簡単だった。
 私自身、能力を使って褒められたことはしていないのだけど、それでも最低限人を不幸にしないというルールは守っている。
 世直しというほど大層なことではないし、半分以上趣味が混じっているけど、こういう道を踏み外した子を更生させることで、よりよい社会を作る一助になればと思っている。
 半分以上は趣味だけど!
「ふふ……さて、それじゃあふたりには頑張って競い合ってもらいましょうか」
 私は『私』と視線を交わし、ミチルちゃんとマチコちゃんに楽しませてもらうべく、動き出した。

つづく

時間操作でお金を稼ぐ 5

 カメラごとみっちゃんの時間を停止させ、硬くなった秘部を指先で刺激する。ある程度軟らかくなったところで時間停止を解除。それだけで彼女のそこはみてわかるほどに濡れていた。
「あらあら……こんな酷いことされてるのに、もう濡れてきちゃったわね。淫乱なんだから」
 言葉で煽ると、みっちゃんは目を見開いて首を左右に振る。必死に否定しようと足掻く姿はなんとも無様可愛い。
「素直じゃないわねぇ……ふふふ、素直になれない悪い子にはおしおきが必要ね」
 私は努めて意地の悪い声を作り、一端彼女から離れた。
 部屋の隅の戸棚からプレイ用のイバラ鞭を取り出す。あくまでプレイ用の鞭だから見た目ほど凶悪な性能はしていない。私の力があれば本物を用いることもできるのだけど、さすがに本気でみっちゃんの身体を傷つける気はなかった。
 しかしみっちゃんにとっては、その本物に比べればおもちゃのようなイバラ鞭も恐怖の対象だ。別のルートでこの年齢のみっちゃんの性的な経験については聞き出している。それによると全くこの手のものに対する知識はなかったから、それも無理からぬことだ。
 本物の威力を知らなければ、彼女にとってこのイバラ鞭によって与えられるものが、本物の傷みなのだから。
 私は手首のスナップを利かせ、まずは軽くみっちゃんの身体を打ち据えた。
「ッ、ンアッ!!」
 みっちゃんがいささか大げさに声をあげて悶える。イバラ鞭はみっちゃんの身体に絡み、小さなひっかき傷を残した。とはいえ、本物のように血が滲むほどの傷はつかない。せいぜい赤くなる程度のものだが、見た目のインパクトは十分だ。
「ほらほら、もっといくわよっ」
 ぱしん、ぱしんと彼女の身体全体に鞭が当たるようにしながら、何度も彼女の身体を打ち据えていく。彼女はそのたびに悲鳴をあげ、身体を捩らせ、髪の毛を振り乱して暴れる。
 美人なみっちゃんが涙を零しながら身悶える姿は、その性的趣向のある人なら垂涎物の光景だろう。普通のプレイと違うのはみっちゃんが本気で嫌がり、痛みに泣いているということだ。
 鞭打ちの間も、彼女の股間に対する刺激は忘れない。鞭を振るうと同時に時間を止め、ある程度刺激しては離れ、また時間を動かして、鞭を振るってまた時間を止め……と、映像に残らないところで私は甲斐甲斐しく動き回っていた。
 その甲斐あって、『鞭を打たれて本気で恐怖しているにも関わらずはしたなく濡らしてしまっている』図が完成した。
 ある程度のところで鞭を置き、カメラの前で彼女の大事なところに指を這わせる。
 わざとらしく水音を奏でながら、彼女を煽った。
「いくら態度で嫌がっても……身体は正直ねぇ? ほら、あなたにも聞こえるでしょう? はしたない濡れ方をしてるのがわかるでしょう?」
 彼女自身、どうして自分の身体がそんなことになっているのかわからないはずで、それも相成ってか、表情は恐怖に彩られていた。
 私は彼女の身体にも手を這わせる。イバラ鞭によって傷ついた彼女の肌は、場所によって少し血が滲んでいた。
 珠のような瑞々しい肌がそんな風に傷つけられているのを見ると、残念にも感じるけど、綺麗なものを蹂躙する高揚感も存分に感じられる。みっちゃんにしてみれば傷口を抉られているようなもので、涙を流して悶えていたけど。
「ふふふ。それじゃあ今日も大きなものを受け入れられるようになるためにがんばりましょうね」
 私は性奴隷みっちゃんの大事な穴を拡張していた。私が男性だったならあまり穴を拡張しすぎるのも良くないのだろうけど、太さの決まった肉棒があるわけではない。双頭バイブを使うなり、ペニスパンツを使うなり、いくらでも調整は利く。
 ゆえに私は見た目のインパクトが大きくなるように、性奴隷みっちゃんの穴は出来るだけ広げてしまうことに決めていた。
 今はまだ太めのバイブが精一杯なみっちゃんだけど、いつかは海外製の、腕並みの太さの張り子を受け入れられるようになるだろう。
 その頃にはみっちゃんの精神も性奴隷に相応しいものに落ちているだろうか。それとも、最後まで一般人らしい精神のまま苦しみ続けるのだろうか。

 その『時間』が来るのが、とても楽しみだった。

おわり

時間操作でお金を稼ぐ 4


 みっちゃんは時が動き出した瞬間、びくんと身体を跳ねさせて悶えた。
「んんーーッッ!!」
 悲鳴のようなうめき声をあげ、鎖を鳴らして暴れる。その拍子に豊満な乳房が上下左右に振り回され、重り尽きのピアスがより強くその乳房を振り回す。
 それが痛みを誘発していることに気付いたみっちゃんは、痛みに震えながらもなんとか身体の動きを止めて、荒い呼吸をボールギャグの隙間から発していた。
 みっちゃんがこれだけ暴れたのには、私が時間を動かす前に与えておいた乳首への刺激がある。基本的に時間停止状態の時に与えた刺激は、快感に転化されるようになっているけど、それにも法則がある。じっくりと与えた刺激に関してはほぼ快感に転化されるのだけど、瞬間的に与えた衝撃は痛みとして認識されるのだ。
 もっとも、今回彼女の乳首にやったような、弾くような勢いで与えた刺激でなければならないので、大抵の刺激は快感とも痛みとも認識されないのだけど。痛みも快感と同じく、時間停止時に与えたものはその分蓄積され、時間停止解除時に一気に襲いかかる。
 この法則は調教する際にとても便利なものだった。
 痛みは与えすぎるとショック死に繋がる。その点、この能力では刺激を加えた回数でそのギリギリを責めることができるのだ。そのため、彼女を調教し始めた最初の頃に、そのあたりのラインの見極めは済ませていた。
 その際、彼女には何度もショック死してもらうことになったけど……時間を巻き戻せるというのは本当に便利だ。ちなみにこの時の記録は『超鬼畜シリーズ』として発表済みである。フィクションとして売り出しているけど、みっちゃんが超演技派女優と言われるのにはこのシリーズの影響が大きいのだと思う。
 売り上げも悪くないどころか普通のAVより売れている。売りに出しておいて勝手なことだとは思うけど、ちょっと引いた。
 それはさておき。
「目が覚めたかしら? ふふふ、今日の調教を始めるわよ」
 私はそうみっちゃんに向けて呼びかける。みっちゃんは身体を竦めて震えていた。そんな生まれたばかりの子鹿のようなみっちゃんの態度が、私の嗜虐性に火を灯す。
 みっちゃんには時間を抜き出す前に数時間の休眠を取らせてある。彼女の視点からすると、散々調教をされた後、数時間の休息を挟んだという認識であるはずだ。
 もっとも、ちゃんと寝かしたわけでもないから、慢性的な疲労は蓄積しているとは思うけど。ある程度は追い詰めないと調教にならないのだから仕方ない。
 私はみっちゃんに近づき、頬に手を当てる。急に触れられた形になるみっちゃんは、びくんと肩を震わせた。
 そんなみっちゃんの反応を楽しみつつ、私は彼女のアイマスクを外してあげる。怯えに怯え、涙に濡れた彼女の瞳が露わになる。実際、彼女は本気で怯えているのだ。
 いまの彼女にとって私は、彼女の友人でも、愛人でも、知り合いですらない――非道な誘拐犯で、無慈悲な調教師なのだから。
 私はそんな彼女に向け、冷酷に命じる。
「傷が残っていないかどうか見てあげる。足を肩幅以上に開きなさい」
 彼女は両足を擦り合わせ、なんとか大事な場所を隠そうと奮闘していたが、その努力をあざ笑うかのように命じる。
 いまの彼女は年若い乙女だ。その命令は羞恥心を煽り、即座に応じることはできない。 
 もちろんその反応は折り込み済みである。私はあえて冷酷な表情を作った。
「あらあら……言うことを聴けないなんて悪い子ね。お仕置きが必要かしら?」
「……ッ、むむーッ!」
 身体をガクガク震わせながらみっちゃんが足を開く。羞恥と恐怖の狭間に立たされた彼女の足はギリギリ肩幅に開かれている。
 少し甘い気もしたが、ここは許しておこう。私は真っ赤になった顔を背けて震える彼女の頭を、子供にするようによしよしと撫でてあげた。
「そうそう、私の言うことをちゃんと聴いていれば、そこまで痛いことはしないわ」
 調教ものとして問題があるとすれば、私自身の方にある。
 こういう趣向もたまには楽しめる私だけど、やはり本物の調教師に比べればその辺りの責めは温い。
 発表したAVのレビューには「調教師は未熟だが女優の演技力で成り立っている」なんていう辛辣なものが来たことがあった。
 ただ鬼畜にすればいいというものでもないし、調教は本当に奥が深い。
 なにはともあれ。
 足を開いたみっちゃんのすぐ傍に、私はしゃがみ込み、真正面からみっちゃんのその場所を見つめた。視線を感じてかみっちゃんはただでさえ赤い顔を耳まで赤くし、それでも足は閉じないように開いたまま耐えている。
 視姦、という言葉もあるけど、いまのみっちゃんに与えているのはまさにそれだ。
 私はみっちゃんの股間をじっくりと眺めつつ、その場所に指先を這わせた。
「ふ、ぅっ!」
 反射的に腰が逃げようとするが、つり下げられている彼女にそんなに自由はない。軽く追いかけてあげればすぐに逃げられなくなって、指先が彼女のそこに触れる。
 何度か刺激を与えてみたけど、さすがに簡単に濡れたり反応を示したりはしなかった。
 そこで私の時間操作能力の出番だ。

つづく

時間操作でお金を稼ぐ 3

 人が経験した時間は、砂の形にして置いておける。ただ、その時間はその人の時間であって、他の人に与えることはできない。
 時間は誰もが平等に持っている、とはよく聴く言葉だけど、実際にそうだとは私も色々試していて驚いた。
 ともあれ、ここで重要なのはそんな哲学的な話じゃなく、色々な経緯を踏ませた『みっちゃん』をそれぞれ置いておけるということだった。
 私はミチコさんの時間を巻き戻した存在であるみっちゃんと、様々な形で知り合っている。手練手管を利用して私に懐かせた姉妹のようなみっちゃんもいれば、徹底的にいじめ抜いて屈服させた性奴隷みっちゃんも存在している。
 どのみっちゃんとするかはその時の気分次第で、今日はちょっと苛めたくなったのだ。
 私は『性奴隷』のラベルが張ってある小瓶を棚から取り出し、全裸で固まっているみっちゃんの身体にその中身の砂を振りかける。砂はきらきら光りながらみっちゃんの身体に降り注ぎ、吸収されていった。
 すると、傷一つなかったみっちゃんの身体に変化が生まれ、乳首にピアスホールが開き、全体的に少しやつれた雰囲気になり、身体に無数の鞭の跡が生まれる。少し可哀想に思えるけど、まだ調教しないといけないので仕方ない。
 ちなみに収録したAVの『性奴隷みっちゃん』シリーズは「演技とは思えない迫真の演技が魅力」とレビューされていて評判が良かったりする。みっちゃん的には演技じゃないんだから当たり前だけど。
 たまに「これ本当に大丈夫?」とか「演技が真に迫りすぎてて怖い」的なコメントもあるけど、同時に「百合姉妹みっちゃん」シリーズも発表しているので、天才的な演技力の女優だという評価で落ち着いている。
 私はそんなみっちゃんに性奴隷の衣装として拘束具を用意してあげた。大体のことは時間を巻き戻せばなんとでもなるけど、実際に抵抗されたら面倒だからね。
 まず最初に乳首に開けたピアスの穴に重りつきのピアスを通す。これを最初に開けた時はものすごかった。口枷で騒げないようにしていたのに周りに聞こえるんじゃないかってくらい大声で泣き喚いたものだ。
 彼女からしてみればいままで何の不自由もなく生きていたところを、急に監禁された上、敏感なところを針で貫かれたんだから溜まったものじゃなかっただろう。自死を試みかけられて焦ったものだ。うまく希望を繋ぎながら苦痛に耐える方向に持って行かせるようにした苦労もあった。
 取り付けたピアスを、軽く指で弾く。あんまりやりすぎるとショック死するので、遊びはそれくらいにしておいた。
 次にみっちゃんの口を開かせ、ボールギャグを噛ませる。後頭部でストラップを引き絞り、みっちゃんの口を塞いだ。さらに目隠し。これは単なる市販のアイマスクで、とりあえずの視界制御が目的だ。
 さらに足には重り付きの枷を足首に巻き付ける。動きの制限や逃走防止というよりは蹴ったりしにくくするためのものだった。動こうと思えば動けるけど攻撃するのは難しい、といのがミソ。
 私は普段はおしゃれな天井飾りを模しているインテリアを取り外し、天井からフックを垂らす。それに鎖を繋ぎ、みっちゃんの両手に取り付けた枷を引き上げた。みっちゃんは両手を吊られてしまい、無防備にその身体を晒す格好になる。
 撮影機材の準備も終え、いよいよ撮影開始だ。私は改めていまのみっちゃんがどの段階まで進んだか、今回はどこまで進めるかを確かめ、心を奴隷の女主人へと化していく。
「……よし、始めましょうか」
 私はいまから奴隷を調教するんだという禍々しい気持ちに染まりながら、みっちゃんの時間を動かした。

つづく

時間操作でお金を稼ぐ 2

 くどいようだが、私の能力は時間停止能力ではなく、時間操作能力である。
 いまやっているように『止める』こともできるというだけで、それ以外にも様々なことが出来る能力だ。
 そのうちのひとつ、時間を『巻き戻す』力をミチコさんのみを対象に用いる。すると中年に差し掛かってて、少しぽっちゃりめの体型をしていたミチコさんが、みるみる若返っていった。
 ミチコさんは昔はそれこそミスコンで優勝するレベルの美人さんであり、いまでも通用するレベルで輪郭が整っている。
 おおよそ学生くらいの年代に戻したミチコさんは、若さによる肌の張り、すらりとした体格も相成って、道行く人がほぼ確実に振り返るレベルの美女に変化した。
 現代のミチコさんも愛嬌がある風貌ではあるのだけど、男性が異性として好むのがどちらかと言ったら若い頃のミチコさんだろう。
 私はその若い頃のミチコさんを、みっちゃんと呼んで区別している。
 みっちゃんが着ているぶかぶかの服を脱がす。この年齢にしては大きな乳房がゆっさと重量感を持って揺れた。
 実はこれはみっちゃんが特別巨乳というわけではなく、乳房だけ少し時間を進めているのだ。みっちゃんは学生時分から社会人になる過程で体格が良くなったらしい。そのため、胸だけ社会人の時分のものにさせてもらっている。
 さらに、地味でいかにも中年の履きそうなショーツを脱がし、みっちゃんを丸裸に剥いた。秘部は年相応に毛が生えかけているが、表面だけ少し時間を巻き戻し、無毛のつるりとした状態にしてしまう。あとで剃るのも面倒だからだ。
 年若く美しい容姿に、少しアンバランスな大きさの乳房、そしてつるりとした毛の生えていない秘部と、男好きのする外見を造らせてもらった。
「ふっふっふ……みっちゃん可愛い」
 私は我慢しきれず、丸裸でぴたりと静止しているみっちゃんの唇に自分の唇を重ねた。時間停止している彼女の唇は硬い感触だったけど、美しい彼女を好きにできるという征服感にドキドキと心臓が跳ねる。
 私はこのみっちゃんを対象に、AV撮影を行って収入を得ていた。
 本来みっちゃんはこの時代には存在しないから、動画公開後のトラブルの心配もなく、出演料もいらない。法律的に多少危険な撮影を行っても平気。さらに私の個人的な欲望も満たすことが出来る、と最高の存在だった。
 私は停止したみっちゃんをそのままにして、戸棚へと向かう。
「さて……今日は『どの』みっちゃんの撮影にしようかな」
 その戸棚にはいくつも小瓶が並んでいる。小瓶の中身は砂時計の中身の砂のような、白くてきめの細かい砂だ。
「……この前はラブラブ百合AVの撮影をしたから……今回はこっちにしようかな」
 いくつもある小瓶の中から、私はラベルに『監禁されて性奴隷調教を受ける女子学生みっちゃん』と書かれたものを取り出した。

 この中には、みっちゃんが経験した『時間』が閉じ込めてあるのだ。

つづく
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